ダイバーのためのメディカルチェック
このメディカルチェックはダイビングを行うにあたり、現在の健康状態を把握するためのものです。以下の質問に対して「はい」または「いいえ」のどちらかを選んでください。もし確信が持てない、またはわからない場合には「はい」を選択してください。「はい」という回答は、安全に影響する病気があるかもしれないということです。
●偏頭痛(脈を打つような頭痛)をよく起こしますか? または、そのための予防薬を飲む事が有りますか?
※月二回以上偏頭痛を起こす方は「医師に相談する必要があります」
※痛み止めを内服しながらダイビングを行うときは「医師に相談する必要があります」
●神経の障害(半身が動かなくなった、半身がしびれた、言葉がしゃべりにくくなった、突然目の前が真っ暗に
なった)を起こした事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●最近5年間に、頭をぶつけて意識を失った事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●てんかん発作やけいれんを起こした事がありますか? またそれらの発作の予防薬を飲んだ事は
有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●乗り物酔い(船酔い、波酔い、車酔いなど)をしやすいですか?
※短時間で、または極端に乗り物酔いをしやすい方は「医師に相談する必要があります」
●中程度の運動(12分以内に1.6キロを走る)ができませんか?
※中程度の運動とは、健康な大人の歩行速度は10分で約800m程度ですので、駆け足程度の早さとなりま
す。この項目で「はい」の方は「医師に相談した方が良いでしょう」
●高血圧と言われた事がありますか? または血圧を下げる薬を飲んでいますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●狭心症や心筋梗塞を起こした事がありますか? または心臓や血管の手術を受けた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●不正脈、胸痛、労作時の息切れなど、発作的に起こる症状や病気がありますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●その他、心臓の病気が何かありますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●気管支喘息と言われた事が有りますか? または息が「ゼーゼー」「ヒューヒュー」いう事がありますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●気胸(肺に穴が有く病気)を起こした事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●その他、肺の病気をした事がありますか?
※過去に患った肺炎または気管支炎で、現在はその症状や後遺症が全くなければ、医師の受診の必要は
ありません。肺炎、気管支炎以外の肺の病気をした方は「医師に相談する必要があります」
※日頃から、痰や咳が出やすい方は、肺の病気にかかっている可能性があります。「医師に相談する必要
があります」
●胸の病気(肺の病気以外)や胸の手術を受けた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●脱水、または下痢、嘔吐、吐き気をよく起こしますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●胃や腸に潰瘍が出来た事がありますか? または潰瘍の手術を受けた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●腸の手術(人口門造設を含む)をしたことがありますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●首、背中、腰または四肢に痛みが有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談した方が良いでしょう」
●首、背中、腰、または四肢に異常があり、治療を受けた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談した方が良いでしょう」
●骨折、捻挫、脱臼の経験が有り、現在もその後遺症が残っていますか?
※この項目に「はい」の方は「医師に相談した方が良いでしょう」
●血管の病気(貧血、出血し易い、血液が固まり易いなど)や、血管の病気(血管が詰まる、または血流が
悪くなるなど)がありますか? またはそれらについて手術を受けた事は有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●内分泌の病気(糖尿病または血糖値が高い、甲状腺の病気)を指摘された事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●精神病、不安障害(パニック発作、閉所恐怖症、広場恐怖症、神経症など)、行動障害(情緒的に不安定、
注意がそれやすい、集団行動が出来ないなど)と言われた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)の症状を起こした事が有りますか?
※アレルギー性鼻炎の症状がひどい場合は「医師に相談する必要があります」
●副鼻腔炎(蓄膿症を含む)、気管支炎(急性、慢性、アレルギー性)、または風邪をひき易いなどが有ります
か?
※現在副鼻腔炎を思わせる症状(透明でない鼻水、鼻づまり、鼻声、頭重感など)がある方は「医師に
相談する必要があります」
※現在気管支炎を思わせる症状(咳、痰など)がある場合は「医師に相談する必要があります」
※風邪をひきやすいと思っている方の中には、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、気管支喘息など呼吸器系
の病気を持っている場合があります。「医師に相談する必要があります」
●副鼻腔の手術を受けた事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●耳の病気(外耳炎、中耳炎、乳様突起炎、内耳の病気など)、聴覚の異常(難聴、耳鳴りなど)、平衡感覚
の異常(めまいなど)を経験した事が有りますか?
※外耳炎/現在外耳炎の場合のダイビングは勧められません。過去に外耳炎で現在治っているのであれ
ばダイビングに差し支えありません。
※中耳炎、乳様突起炎/現在中耳炎の場合のダイビングは勧められません。子供の頃反復して中耳炎に
なった方は、鼓膜が薄くなっている可能性があり、耳抜きの際に痛みを感じること無く、鼓膜が破れるこ
とがあります。子供の頃に反復して中耳炎になった方は「医師に相談する必要があります」
※内耳の病気、難聴、耳鳴り、平衡感覚の異常(めまい)がある方は「医師に相談する必要があります」
●その他、何か耳に関する異常(例えば気圧の変化による耳の痛みなど)を経験した事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は耳抜きが上手く出来ない可能性があります。「医師に相談した方が良いでしょ
う」
●へルニア(椎間板ヘルニア、ソケイヘルニア、食道裂孔ヘルニアなど)がありますか? または何かの手術を
受けた事が有りますか?
※椎間板ヘルニア/日頃から、痛みやしびれ等の症状がある方は「医師に相談する必要があります」
症状が無くなった方は医師を受診する必要は無いでしょう。
※ソケイヘルニア/この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
※食道裂孔ヘルニア/ダイビングをやめておきましょう。
※上記以外のヘルニアの方は「医師に相談する必要があります」
※ヘルニアの手術を受けた事がある/「医師に相談する必要があります」
●潜水障害(耳、副鼻腔、肺の気圧変化による外傷、および減圧症や動脈ガス塞栓症など)、または潜水事故
を起こした事が有りますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●最近5年間に、薬を長期間服用した事が有りますか? または薬物依存、アルコール依存、麻薬の使用など
がありますか?
※この項目で「はい」の方は「医師に相談する必要があります」
●現在服用中の薬が有りますか(風邪や抗アレルギーの市販薬も含む)?
※現在薬を使用している方は、原則としてダイビングを勧められません。もしダイビング前後に服用するの
であれば、医師から充分な説明を受ける必要があります。この項目で「はい」の方は「医師に相談する
必要があります」
●過去3ヶ月以内に何らかの医療を受けた事が有りますか?
※医療の内容によってはダイビングに影響するかもしれませんが、風邪や気管支炎など、一時的な病気で
完治していれば医師の受診の必要はありません。通院中または通院の必要がある方は病気がダイビン
グに影響しないか、逆にダイビングが病気を悪化させないかを知るために「医師に相談する必要がありま
す」
●BMI(Body Mass Index)が25以上ですか?
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
例 体重60kg 身長170cmの場合 60÷(1.7×1.7)=BMIは20.761
※この項目に「はい」とチェックしても、医師を受診する必要はありませんが、健康管理に十分配慮をする
事が必要です。
●医師に精密検査を勧められ、まだ検査を受けていない項目が有る?
※この項目に「はい」とチェックした方は「医師を受診した方が良いでしょう」
●妊娠している可能性はありますか?
※ダイビングはお腹の子供へ影響する可能性がありますので、妊娠の可能性がある方は、妊娠していない
事がはっきりとしてからにしましょう。また、妊娠中の方は、出産が終わり身体が十分に回復してからとし
ダイビングを再開する時期については、医師に相談しましょう。
●月経前または月経中、特に体調が悪くなりやすいですか?
※この項目に「はい」とチェックした方で、鎮痛剤等を服用する場合は「医師に相談した方が良いでしょう」
●ダイビングを行うにあたり、身体の事で何か心配な事がありますか?
※心配な内容な部位、症状よってはダイビングに支障をきたす可能性があります。この項目に「はい」と
チェックした方は「医師に相談した方が良いでしょう」
***文中の言葉の使い方について***
「医師に相談する必要があります」・・・医学的観点から見た場合、医師の受診を受けるべきと考えられるもの
です。
「医師に相談した方が良いでしょう」・・・医師の受診は必ずしも必要ないが、受診した方が良いと考えられる
ものです。
(財)日本海洋レジャー安全・振興協会(DAN JAPAN)より
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